クリエイテッドオパールの特徴と魅力

幸せをもたらす石であると伝えられている、オパール。虹色にかがやくオパールを再現することは、かつてとても難しいとされていました。クリエイテッドオパールの秘密を探っていきましょう。

クリエイテッドオパールの歴史

オパールが虹色に輝くメカニズムは、光の干渉という現象にあります。これは石の中にある細かい亀裂の中で、光の波が重なって起こる現象です。オパールの製造が難しいとされていた理由は、この虹色にありました。

オパールの再現が難しかった理由

オパールがわずかな水分を含む二酸化ケイ素の鉱物であることは分かっていましたが、なぜ虹色に光るかについては長年解明されていませんでした。

そのため、エメラルドなどの宝石が再結晶されてからもオパールの製造は遅れをとっていました。

クリエイテッドオパールの誕生

はじめにオパールの製造に成功したのは、スイス人のピエール・ギルソン。ギルソンは1974年、オパールの中の規則正しく並ぶ球構造に注目し、樹脂による固定法を用いてオパールを再現した人物です。

この成功により、安価にクリエイテッドオパールを手に入れることができるようになりました。しかし、ギルソンによって作られたオパールは天然オパールと異なり、蛍光性を示しません。

高品質なオパールを製造する京セラ

現在クリエイテッドオパールの製造を行っているのは、全世界でも京セラだけです。虹色の輝きは二酸化ケイ素を水槽の中でぎゅっと隙間なく、きれいに並べることで作り出しています。

ウォーターオパールブラックオパールピンクオパールブルーオパールの4種類が存在し、それぞれが持つ幻想的な輝きは、この世のものとは思えないほどです。

クリエイテッドオパールと天然オパールの違い

高水準の技術で作り出されたクリエイテッドオパールは、天然オパールと化学的・物理的・光学的にほとんど違いがありません。

透明度が高い

クリエイテッドオパールは、天然オパールにはほぼ入っている不純物を全く持ちません。そのため、透明度が非常に高く、虹色が現れる遊色効果の「美しさ」を際立てます。

幅広いカットに対応可能

天然のオパールは宝石の中で唯一水を含んでおり、扱いが難しいことが特徴です。しかし、クリエイテッドオパールは内部の水分のバランスを安定させることで、天然のオパールよりも割れにくくなっています。

これにより、天然オパールではできないような大胆なカットを施すことができ、アクセサリーとしての幅を広げていると言えるでしょう。

手ごろな価格

天然オパールの中でも、地色が黒または灰色であるブラックオパールは、とても希少価値が高い宝石です。それに応じ、値段も大変高くなっています。

しかし、クリエイテッドオパールであれば、ブラックオパールもお手ごろな価格で購入することができます。

天然石/人工石/人造石の違い

幸せを呼び込む「オパール」

かつては生成が難しいとされていたクリエイテッドオパールですが、京セラが生み出したクレサンベールのオパールは、天然オパールと比べて透明度がより高く、さまざまな形に加工でき、お求めやすい価格となっています。

幸せを呼び込むオパールは、大切な人へのプレゼントに最適な宝石です。天然にこだわらず高品質のオパールを贈りたい方は、ぜひクレサンベールのオパールをどうぞ。

オパール
#オパール#豆知識Crescent-vert