赤色(レッド)の宝石

活力や情熱に満ちたエネルギッシュな色

赤は、活力、情熱、興奮、積極的など、強いエネルギーをイメージさせ、しっかりと自己主張をして周囲の注目を集める色。気分を上げたいとき、前向きな気持ちになりたいときにぜひ身に着けたい色です。
ジュエリーに赤い色を取り入れれば、シンプルな服装と合わせてもキラリと目を惹くアクセントになります。

ルビー

世界四大宝石の一つ、そして7月の誕生石としても知られるルビー。サファイアと同じコランダムという鉱物の中で、赤色のもののみがルビーと呼ばれます。

ルビーの中でも特に濃く鮮やかな赤色をした「ピジョン・ブラッド」と呼ばれるものは稀少性が非常に高く、幻のルビーと呼ばれることもあります。

ルビーは宝石の中でも屈指のパワーストーンといわれており、「困難を打破し、勝利へと導く」、「病気・呪い・悪運などを防ぐ」、さらに「危険を知らせてくれる」宝石として、古代ローマでは戦場に向かう多くの兵士が身に着けていたそうです。
これらのことから、ルビーはライバルや困難に打ち勝つパワーを持った「勝利の石」とも呼ばれています。現在もお守りや魔除けとして持ち歩く人の多い宝石です。

  • PT900 1ct ルビー ダイヤ リング

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  • K18 ルビー ダイヤ ネックレス

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  • PT900 ルビー ピアス

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ガーネット

結晶が集まった状態で産出され、その姿がザクロの実に似ていることから「柘榴石(ざくろいし)」という和名で知られるガーネット。
実りの象徴として、物事を成功に導く宝石とも言われています。また、恋愛成就のお守りとしても人気です。

粉末のガーネットを紙やすりの研磨剤として使うこともあるほど、比較的硬度が高い宝石です。
「ガーネット」は単体の宝石ではなく、鉱物グループを指す名前で、実際は赤以外にも緑系やオレンジ系などさまざまな色のガーネットがあります。

ガーネットは化学組成や含有成分によっていくつかの種類に分けられます。ここでは赤色系のガーネットの種類についていくつかご紹介します。

アルマンディンガーネット

アルマンディンガーネットは、「ガーネット=赤い宝石」というイメージを定着させた、もっともポピュラーなガーネットです。

透明石でありながら透けて見えないほど濃い色で産出されるため、石の底面を裏側からくり抜いて色を明るく見せる「カーバンクル」という研磨技法が考案されたといわれています。
旧約聖書の「創世記」に記されている『ノアの方舟』に登場する暗闇を照らす灯や、舟の中を照らし続けた光が赤い宝石のアルマンディンガーネットであることもよく知られています。
情熱や生命力を燃え立たせ、目標に向かって力強く突き進む力を与えてくれる宝石です。

ロードライトガーネット

ロードライトガーネットは、透明度が高く、紫がかった赤色が人気のガーネットです。1882年にアメリカのノースカロライナ州で発見されたといわれています。

「ロードライト」の名前の由来はギリシャ語から来ており、バラを意味する「Rhodo(ロード)」と、鉱物を意味する「Lite(ライト)」を合わせて「バラの花のような」という意味を持つ「Rhodolite(ロードライト)」になったといわれています。

和名は「薔薇柘榴石(ばらざくろいし)」、石言葉は「勝利」「不変の愛」。持ち主のエネルギーを活性化させ、恋愛や夢の実現を手助けしてくれるパワーを秘めた宝石です。

パイロープガーネット

パイロープガーネットは、ギリシャ語で「燃える眼」を意味する「Pyrope(パイロープ)」に由来し、鮮やかな紅色をしたガーネットです。
見た目はアルマンディンガーネットとよく似ていますが、構成する成分が異なります。

ガーネットの中でも最古参の一つであるパイロープガーネット。18,19世紀のヨーロッパでは、ヴィクトリアンやアール・ヌーヴォー期のジュエリーの中にもパイロープの赤が多く使われていました。
和名は「紅柘榴石(べにざくろいし)」、石言葉は「友愛」「フレンドシップ」です。

  • K18 ガーネット ピアス

    K18 ガーネット ピアス(販売終了)

  • K18 ガーネット リング

    K18 ガーネット リング

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    愛の象徴でもあるガーネットは、結婚18年記念宝石です。
    ヨーロッパでは古くから結婚記念日にその年にちなんだジュエリーをプレゼントする習慣があります。愛する人へガーネットのジュエリーを贈ってみてはいかがでしょうか。

さんご

日本では小笠原諸島、高知、沖縄の海で採取できるさんご。英語名は「Coral(コーラル)」です。

さんごは自然の力で作られた「海の宝石」とも呼ばれ、植物のような見た目をしていますが、実際は動物に分類されます。ワシントン条約で採取が規制されているのは「六放珊瑚」という珊瑚礁をつくる種類で、ジュエリーの素材とは別の種類となります。ジュエリーの素材として用いられているさんごは、「八放珊瑚」のうち「宝石珊瑚」と呼ばれるものです。

ジュエリー用に加工したさんごは美しい独特の光沢を持ち、色ムラのない赤さんごは特に高い価値があると言われ、日本のみならず海外でも人気があります。
「成長、威厳、長寿、聡明、幸福」などの石言葉を持ち、母なる海の宝石であることから、安産や子どもが持つお守りとしても重宝されています。

  • K18 サンゴ ダイヤ ネックレス

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  • SV サンゴ ブローチ

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  • K18 サンゴ ネックレス

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カーネリアン

インドやブラジルを主な産地とする、赤味がかったオレンジ色のカーネリアン。 真夏の太陽のように力強い色で、身に着ける人にポジティブな気持ちと最後までやり遂げる強い心をもたらしてくれます。

古くからパワーストーンとして重宝され、メソポタミアや古代エジプトの遺跡からも、カーネリアンを使った装飾品が発見されています。かつては、血の流れを鎮め、熱を冷ます効果があると信じられていました。

勇気と行動力を与え、幸運を呼び寄せる宝石と古くから信じられ、かのナポレオンにも愛された宝石といわれています。

  • K18 カーネリアン クリソプレーズ ロッククリスタル リング

    K18 カーネリアン クリソプレーズ ロッククリスタル リング(販売終了)

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  • K18 カーネリアン クリソプレーズ ロッククリスタル ピアス

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レッドベリル

レッドベリルは、アメリカのユタ州とその周辺でしか採れない宝石です。鮮やかで情熱的な赤い色をしていますが、エメラルドやアクアマリンと同じベリルです。

1904年にアメリカの鉱物学者が最初に発見しましたが、レッドベリルが採れていたアメリカの鉱山は現在すべて閉山しており、市場に流通するのはかつて採取されたもののみとなりました。
処理の施されていない良質の大粒レッドベリルの稀少性はダイヤモンドにも勝るといわれ、その稀少性の高さと美しい赤色から、世界中のコレクターから人気の高い宝石です。

  • レッドベリルネックレス

    PT900/850 レッドベリル ダイヤ ネックレス

  • レッドベリルネックレス

    PT900/850 レッドベリル ダイヤ ネックレス(販売終了)

  • レッドベリル指輪

    PT900 レッドベリル ダイヤ リング(販売終了)

レッドスピネル

和名で「尖晶石(せんしょうせき)」と呼ばれるスピネル。
ミャンマー、スリランカなどの産地が有名で、レッドスピネルの良質石は、ルビーやサファイアの最良質石と同じようにミャンマー・モゴク産が多いといわれています。

見た目がルビーに似た深い赤色をしているため、かつてはルビーと勘違いされることも多く、歴史上の記録がほとんど残っていないという数奇な運命を持った宝石でもあります。

しかしながら、真っ赤な色は不死鳥に例えられ、「不死の石」と呼ばれるほどエネルギーに満ちた神秘的な魅力を持っています。



困難に立ち向かうとき、新しい目標に挑戦するとき、炎が燃えるような情熱的な赤色が、きっと力を与えてくれるでしょう。
赤い宝石はサイズの小さいものでも存在感が十分にありますので、華奢なデザインのジュエリーが好きという方もぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

#色から学ぶMjc-odolly