ペリドットのもつ意味と効果について
ペリドットは和名では「橄欖石(かんらんせき)」と呼ばれており、暗闇でも輝きを放つといわれ安心感を与えることから、ペリドットジュエリーの宝石言葉は「平和、運命の絆、信じる心、安心、恐怖心の除去」となっています。また、「太陽の石」とも言われていたように、ペリドットジュエリーの輝きは明るい希望を与え、前向きに生きていくための活力も与えてくれます。 「夫婦の愛・絆」も意味していますので、いつまでも幸せな夫婦でいたいと願う方たちにも、ペリドットジュエリーはおすすめです。
ペリドットのもつ歴史
古代エジプトの王朝で特に愛され、歴代の王たちが好んで王冠に配したといわれていることから、ペリドットは紀元前から愛された宝石です。また、その中には絶世の美女と謳われたクレオパトラも含まれており、古代エジプト王からクレオパトラまで、まさに紀元前のエジプト王朝を象徴する宝石だといわれています。後にペリドットは十字軍によって紅海に浮かぶセントジョンズ島から持ち帰られ、中世の教会の装飾にも使われたといわれています。
イブニングエメラルドと呼ばれる理由
ペリドットの大きな特徴として挙げられるのが、ルビーやサファイアを凌ぐほど複屈折率が高いことです。大きな結晶を正面から見ると肉眼でも裏表が二重に見え、カットを施した石に見られるモザイク模様の濃淡のバランスが、美しいプリズムを生み出します。
また、夜間照明やロウソクの灯の下でも昼間と変わらない、透き通ったグリーンの色彩を放ったため、ローマ人からは「夜会のエメラルド」、古くは「イブニングエメラルド」とも呼ばれていました。
ペリドットの主な産地
ペリドットの主な産出国はビルマ(ミャンマー)、スリランカ、ブラジル、ケニアなど。なかでもルビーの産地として有名なモゴク鉱山付近で採れるビルマ産は褐色味のない、大変美しいペリドットが多く産出されています。また最近ではパキスタンやアフガニスタンでビルマ産に匹敵する透明度の高い美しいオリーブグリーンのペリドットが産出されており、注目を集めています。
ペリドットの自色性とは?
宝石のもつ美しい色。そんな色には、「自色」と「他色」の2種類があり、自色は宝石を構成する主成分による色。他色は主成分に別の内包物が混じることで生み出された色をいいます。
ペリドットの独特のオリーブグリーンの美しい色合いは、石の主成分である第一鉄の影響を受けたもので、エメラルドやルビーのように、石に含有する内包物の影響を受けて発した色合いとは異なります。
自色の石であることから、ペリドットがその美しさを発揮するためには内包物が少ないことが重要となり、透明度の高いものが人気を集めています。
ペリドットへのこだわり
ペリドットには黄緑色に近いものから緑色まで色相には幅があります。その中でも褐色味のない緑色で、内包物が少ないペリドットのみを厳選しております。また透明度が高く、カットによって生まれる「美しい光のプリズム」にも重きを置き厳選しております。エメラルドともまた違う、その明るく澄んだ美しいオリーブグリーンの輝きを、京セラのペリドットジュエリーでぜひお楽しみください。