このたびアイルランドを代表する世界的デザイナーPaul Costelloe(ポール・コステロ)の監修により、東北発の画期的な新しい金属(=コバリオン)を素材とするリング、THE COBARION CLADDAGH(コバリオン・クラダ)がついに日本でデビューすることになりました。
ご縁があり、この商品の製造・販売を京セラが担うことになりました。
リング内側には”Love & Friendship”の文字が刻まれています。
リングを取り囲む大胆な波模様のデザインには、2011年3月11日に発生した東日本大地震で被災された方々に想いを寄せて、
「津波を乗り越えて東北とアイルランドを愛と友情で結ぼう」
というメッセージが込められています。
販売収益の一部は、東北震災支援金として、合同会社コバリオンクラダプロジェクトを通じて寄付されます
1945年アイルランドのダブリン生まれ。
1979年に自身のブランド”Paul Costelloe”をスタート。
ロンドンファッションウィークでは30年にわたり出展を続けるなど、世界のファッション界の重鎮的な存在として知られる。
ブリティッシュ航空やオリンピックアイルランドチームのユニフォームなど代表作多数。故ダイアナ妃のデザイナーとして、亡くなるまでの16年間を務めた。
2011年3月に東北地方沿岸部を襲った地震と津波は多くの生命を奪い、そしてファミリーと愛する人を引き裂きました。
このことを思い敬意の念を抱きながら、微力ではありますが、このプロジェクトに参加させて頂きました。
60周年を迎える日本とアイルランドの関係は両国の末長い友情とサポートと忠誠の歴史です。
個々人のレベルで、企業のレベルで、あるいは国のレベルで、引き続き支援や協力がなされなければなりません。
このクラダリング上に強調されスタイル化されたディテイルは、荒廃のストーリーを物語るだけではなく、
被災地の再成長や再生を目指そうという意味を込めています。
指輪のベルトにダイヤモンドカットで刻まれた波文様は2011年3月の記憶であり、
ハートの上に座する王冠は震災の後の数年の歳月、そして今日、将来にわたる再成長と友情を反映します。
また指輪の内側には”Love & Friendship”の文言が刻まれ、私たちの進むべき道を指し示すことでしょう。
このプロジェクトが東北の復興と再建に少しでも役に立つことを祈ります。
そして引き続き、岩手県、釜石の我がパートナー、そして日本とアイルランド政府と一緒になって、
新たなる創造と協力を共にできればと願っています。
クラダリングはアイルランドに数百年続く伝統的な指輪として世界中のファンから愛されています。
「ハート」を「両手」で掴み「王冠」を配したそのシンボリックなデザインは、それぞれ「愛」「友情」「忠誠」を表し、着ける向きによって、愛する人の有無を表すなど、ユニークな特徴をもつ指輪です。
コバリオンは高付加価値コバルト合金の名称で、
岩手県、釜石市が東北大学、岩手大学とともに産官学連携で技術開発を進めてきた成果物。
日本国内で唯一のコバリオン生産・供給企業となっている
株式会社エイワ(釜石市)が事業化を進めています。
洗練された細身のモデル[天照=AMATERASU]と、大胆な太身のモデル[海神=WADADUMI](ともにユニセックス)の
2タイプを用意させていただきました。
ファッションリングとして、ペアリングとして、「永遠の輝き」をもつ
コバリオン・クラダを、長きにわたり皆様にご愛用いただけることをお祈り申し上げております。