再結晶サファイアは人が慈しんで育てる

再結晶サファイアと天然サファイアが同じというと驚かれるでしょうか?サファイアに憧れ、挑戦を続けた人々のお陰で、今は天然と同じものが再結晶できるようになっているのです。

サファイアが結晶する過程

成り立ちをみれば、再結晶サファイアは天然物と何ら変わりがありません。

サファイヤを形づくるものと色づけるもの

サファイアの大元となる、酸化アルミニウム。それが熱で溶けたところに、同じように溶けた鉄とチタンが混じり合い、ゆっくりと冷えると、硬さと美しい青を備えた結晶が生まれます。

サファイアというと青を思い浮かべますが、実はさまざまな色があり、そのすべてが酸化アルミニウムといくらかの金属が熱で溶けて混ざることで産み出されるのです。

天然サファイアと再結晶サファイアの違い

天然サファイアは、上記のような変化が大地の力で起こります。マグマの熱でさまざまなものが溶けて混じり合い、それが冷えて原石が作り出されます。

再結晶サファイアは、全く同じ過程を人工的に作り出しているだけなのです。天然のものを「地球育成」とすれば、再結晶のものは「人工育成」といった方がよいかもしれません。

“野育ち”か“ハウス栽培”か

菊の種を野に置いて育つに任せれば、秋にしか花が咲きません。それも、風雨や虫などで傷つかない大きな美しい花は、まれにしか咲かないでしょう。

人は日照時間や温度を調整し、菊が育つ環境を人工的に作り出すことで、一年中花を咲かせることを可能にしました。それだけでなく、多くの害から守ることにより、より大輪で美しい花を咲かせることを可能としたのです。

野で育とうが、人が育てようが、花は花。天然宝石と再結晶宝石もこの関係に似ています。人々が手塩にかけて育てたサファイアは、成分だけでなく、堅さも輝きも天然のものとなんら変わらないものができあがるのです。

再結晶サファイアの特徴

人の手で結晶化した再結晶サファイアは、傷もなく、美しく澄んだものができます。サイズに関しても、天然ではまず見つからない大きな石となるところが魅力です。

高い品質とお手ごろな価格

天然サファイアと変わらない品質にもかかわらず、控えめな価格というのは、再結晶サファイアのなによりの魅力です。

また、よく天然石に施されるような傷隠しの加工などは必要がないうえ、天然ではなかなか得られない大きさのものもご提供が可能になっています。

人が丁寧に作り上げるからこそできるサファイヤの透明感、天然ものにも負けない輝きは、心のゆとりを与えることでしょう。

 

天然石/人工石/人造石の違い

人が作るからこその美しさをお手元に

深い海を閉じ込めたようなサファイアは、古来より高貴な人々の身を飾ってきました。もちろん、少しでも大きなものが求められたのは言うまでもありません。

しかし、傷もなく、色も美しく透明感もあるものは簡単には見つからず、さらに人々の憧れを募らせました。クレサンベールのサファイアは、人々が憧れてやまない、ほとんど傷のないサファイアを再現しています。

天然ではなかなか巡り会うことができない、理想的な宝石。不純物がほとんどないからこその輝き。クレサンベールのサファイアが表現する美しい色彩の数々をどうぞお楽しみください。

 

サファイア

 

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