【 鳥獣戯画「賭弓(のりゆみ)」ピンブローチ 】
漫画のルーツとも言われ、親しまれている『国宝 鳥獣人物戯画』。
京都高山寺に所蔵されています。
『国宝 鳥獣人物戯画』は平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描かれた絵巻になり、日本最古の漫画といわれています。 甲巻・第5紙~第7紙まで続く、ウサギとカエルが「年中行事絵巻」の賭弓をしているのではないかと推測されている的弓のワンシーンからデザインされたピンブローチです。
賭弓は平安時代の宮廷年中行事のひとつで、天皇の御前で近衛府と兵衛府の武官が弓の腕を競ったとされています。
ウサギとカエルの組みに分かれて戦う賭弓。 実はこのウサギは、そのあとに行われる盛大な宴会の準備を指揮しているのです。弓矢と扇子を持ちながら、こっちこっち!と手招いているようです。
ウサギの白い毛の色を優美なパールで表現。扇子に留めたマルカジットがきらきらと輝いて、宴会を一層華やかに盛り上げてくれそうな雰囲気を演出しています。
さりげなく着けられるサイズ感と、老若男女を問わず着けられるデザインで、贈り物にぴったりです。